壊れてもわかりにくいなんて、それは困る
太陽光発電はどこも動かずにじっとしたまま発電するから機械的な故障が起こりにくい、メンテナンスフリーだって聞いたんですけど、ほんとですか? 確かに風力発電とか水力発電とかみたいに、羽が何かにぶつかって壊れたとか、回らなくなったとか、軸が折れたとか、そういうことはなさそうですよね。 屋根の上で音も立てないし、見えないし、さわれないし、まあ発電しているんだから、壊れていないんじゃないかな。 みたいな感じですよね、きっと。 でも発電しているっていっても、パネルって太陽電池を何枚も繋いだものですよね。全部が正常に動いているとは限らないかも。 だけどその日の日照とか太陽の角度とかいろいろあるから、どのくらい発電していれば正常なのかなんてわからなくないですか? うむー。調べてみると、やっぱり。 NPO法人「太陽光発電所ネットワーク(PVネット)」というところの調査結果によると、家庭の太陽光発電の約3割が実は12年以内に故障しているということです。 ソーラーパネルを繋いでいる回線の接触不良で、電気の流れが悪くなっているなんていうことがあるみたいです。 しかもそれは、通常の検査では発見されないのだとか。通常の検査は電流ではなくて電圧を測るからなんですって。でも電流はその時々で変わるから、もし計ったとしてもやっぱり発見されにくいらしいです。難しい・・・。 そんな問題が隠れたまま、今日もメンテナンスフリーといわれて売られ続けているのでしょうか。 それは困ります。すごく技術が進歩しているのに、そんなところに落とし穴があるとは。